今ではめずらしい、劇場前手描き看板ですが…
自分の子供の頃は映画館の前を通る度に、
「(顔が似てねぇ~‼)」等と笑ったり
でも手描きの迫力は、部分的なカッティングもあって、飛び出す絵本のような魅力があり、ワクワクしました。
昔の特撮映画の海外版ビジュアルも
こうした手描き看板よろしく、
イラストがスゴかったり、
オリジナルの画像を使っても解釈の違いなんかもあって無茶苦茶が多く面白いです。
というコトでアメブロ
「特撮アラフィー(無印バージョン)」で行ってきた
『あ、海外版だ。』のコーナーを、こちら「アラフィーZ」でもやっていきます。
ところで
『あ、海外版だ。』って
どういう意味なのか?─
無印でも解説しましたが
『究極超人あ~る』という
パトレイバーゆうきまさみ氏の、1985年から始まり、今も時々再開する、よく昭和の特撮ネタを扱う漫画の中で、
タコの着ぐるみと戦う様子を見た、女の子が発したコトバ─
「あ、海外版だ。」
唐突に出てくるこのセリフは、
東宝特撮
『フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)』の、
大ダコとの対決シーン(日本上映のと異なる、海外バージョンだと言われる)
のコトを言っています。
わかる人には分かる─初見で自分はゲラゲラ笑ったクチでして…
─この話題で、いくらでも解説膨らまして、
1本のどーでもネタに出来るんですが、
ここまでにして、
では本編いきます。
まずはコレ
スペインのロビーカード?
オリジナルの画像を組み合わせた、怪獣と人間の対比という、王道なレイアウトが、
怪獣の巨大さだったり、恐怖を解りやすく演出しています。
色合いといい、渋くて好きです。
右側のコレクション名「KAIJU EIGA」(怪獣映画)という表記がスゴい。
日本で
「スペース・オペラ・ファンタジー・バトル・シリーズ」とか言っちゃうみたいな?
(ねーよ、そんなの)
文字だけのドイツ版。
個人的に「GODZILLA」の文字が
動きのある構図で、怪獣のように見えてカッコいいと思いました。
スペインのDVD。
画像がきれいに加工されてて品があります。
ある意味おとなしい?(笑)
このポスターは─
分かりやすく、全体を認識出来るように載せますが、
一部分ではなく、コレで1枚の完成品。
え?だって画面下部の「東宝株式会社─」の文字とかブッタ切られてるんじゃあ?
実はこれ
「の逆襲」の日本ロゴ消して、現地のタイトル描き加えたり…といった、
日本人にびっくりなデザインポスター。
─まさに目からウロコ、
ジラースからエリマキみたいな…
(ウマイこと言ったつもり)
コメント
コメント一覧 (4)
訪問・コメントありがとうございます。
そうですよね、自分もよく行く映画館はシネコンで、商業施設の外は映画館じゃないので、
そのフロア行ってやっと、、、でもこれから予定の大きなPOPとかごちゃごちゃしてて(笑) 確かに観る前も、観た後も余韻なんてないですね。
最近は作品の配給元からの?大型のカットアウト?が置かれてますが、シネコンだと沢山あって置場所に困ってるんじゃないかとwww
自分の好きな作品のが、人通りの少ないデッドスペースみたいなところにうっちゃられてたりすると、ちょっと悲しくなります( ノД`)…
少なくとも1枚目のような立て看板は全滅でしょう。
ちなみに当時の自宅の近隣映画館でまんがまつり
などを上映した時も切り抜き看板があったような。
記憶に刷り込まれた最期は、新宿ミラノ座にあった
超特大のサトエリ版キューティーハニーです。
旧き良きと言ってしまえばそれまでですけど、
こういう文化も残してほしいですね♪(*^^*)
コメントありがとうございます。
超特大のサトエリですか!
手描きの迫力は同サイズのフォトショなどよりも、描き手の熱量みたいなのが感じられてインパクト大ですね。
自分の小さな頃でさえ、人物画は画家の方の年代というか、表現のセンスでちょっとびっくりするような(ムツカシイ意味でw)顔の仕上がりになる場合もあったり、、、
描く身になれば大変でしょうけど(^_^;)
自分の子供の頃は東宝直営の映画館で、そこでゴジラシリーズを観ましたが、上映期間が始まると巨大な手描き看板が建ち、早くそこを訪れたい…映画を観るだけでなく、その映画館自体がワンダーランドでした。
各地のこうした手描き看板の写真集なんてあったら素敵でしょうね。。。