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11月公開が待たれる『ゴジラvsコング』。

その撮影当時の模様を、
ブリスベン(オーストラリア クイーンズランド州)の日刊新聞
『The Courier‐Mail(クーリエ・メール)』 が昨年4月に現地取材した記事を翻訳・紹介します。

映画のネタバレに繋がる描写やセンセーショナルな内容は伏せられていますが、
我々日本人にとって興味深いモノを含んでおり、
今後ジグソーパズルを合わせるように、他の情報と組み合わせれば、後々新たな側面が明らかになる場合もあると思われます。

なお、原文の地域や施設・人物名の中には、現地の新聞らしく、予備知識がないと理解しづらく、面白味に欠ける所もあったので、少し情報を加筆、別の取材による画像も掲載しています。

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撮影メンバーの
モンスター・オブ・ナイト
2019年4月2日

最新作『ゴジラvsコング』の戦闘シーンは、
金曜日の夜にオーストラリアのクイーンズランド州ブリスベンで、夜間照明を使って撮影されました。

今回よりシリーズに参加するアレクサンダー・スカルスガルドと、前作での主役のひとり ミリー・ボビー・ブラウンが出演するハリウッドの超大作映画が、
市内中心部に位置する大型ホテル、ソフィテル・ブリスベン・セントラルの向かい側にある空(から)の駐車場を占拠し、
銃撃戦シーンは深夜まで行われました。

ここにはスカルスガルドもブラウン(ミリー)も見当たりませんでしたが、
日本人俳優 ケイイチ・エノモト※ と小栗旬は、人類とモンスター両者の世界における戦争で、日本の部隊が巨大生物に挑むアクション満載な撮影に出演していました。


※ 訳者注 ケイイチ・エノモト
     (Keiichi Enomoto) 
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1977年生まれの日本人俳優、
短編映画製作・監督・執筆家。

出演 :
『ウルヴァリン: SAMURAI』(2013)
の忍者(ノンクレジット)
『不屈の男 アンブロークン』(2014)
『ブライトン ミラクル』(2019) 他



大作映画の撮影は、この街が初めてではありません。

1月から同じクイーンズランド州ゴールドコーストにあるビレッジロードショースタジオで撮影が行われ、
ブリスベンのチャイナタウン・モールでも、ワーナーブラザースとレジェンダリーの映画セットが用意され、1日かけて撮影が行われました。

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昨夜、ブリスベンのチャイナタウンは
ハリウッド超大作『ゴジラvsコング』撮影のため閉鎖されました。

※ 訳者注
ブリスベンのチャイナタウン・モールでの撮影を報じるブリスベン7ニュースより。



オーストラリアの撮影は、2019年1月15日に、このビレッジロードショースタジオで開始され、
一部のキャストの写真─特にエイザ・ゴンザレスとアレクサンダー・スカルスガルドの出演がソーシャルメディアや、『クーリエ・メール』によって掲載されました。
また、映画の主な撮影が翌月終了したことも報告されました。

ミリー・ボビー・ブラウンとスカルスガルドは、映画の撮影中にゴールドコーストとブリスベン周辺の多くの場所で目撃されました。

※ 記事の翻訳内容は以上です。



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『クーリエ・メール』掲載の写真画像を拡大したもの。
車両ボディに「警察06」との日本語表示
確認出来ます。

これが記事で云われている日本の部隊と思われますが、記事原文ではケイイチ・エノモト小栗旬らがこの部隊所属なのか、別行動の人物なのかは今一つ明確には記されていません。

同日の日本部隊の銃撃戦撮影の様子は、周囲の観客からもリークされています。





別の撮影現場での、モナークの軍事車両。

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日本語で「君主」と書かれているのが確認出来ます。

モナーク(MONARCH)とは一般的に 
世襲的君主、国家唯一の支配者。国王。帝王。王。女王。皇帝といった意味で、
劇中ではその中の「君主」が日本語正式名称とされているようです。

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ハワイのクアロア・ランチの施設(映画用避難シェルター)を利用した
モナーク(君主)日本部隊?のセット。
「安全第一」と記入されているのと同時に、

1枚目の画像を拡大すると

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画像左の施設側面にモナークのマークと共に「君主」と日本語で表示されています。

この日本語表記された施設が
劇中でそのままハワイの何処かとされるのか、別の場所として表されるのかは分かりませんが、
今回、日本の軍事部隊が活躍するシーンが幾つかありそうです。

そして今回のレポートでの、
小栗旬が遭遇するモンスターははたしてゴジラか?コングか?それとも全く別のモンスターなのでしょうか?