有力視されていた

「Godzilla and the Titans」
から、
2023年2月23日に
『Monarch: Legacy of Monsters(モナーク: モンスターの遺産)』
と、USPTO(米国特許商標庁)に商標手続きがされている事が明かされた
AppleTV+ にて配信予定のモンスターバース・テレビドラマについて、

まずはゴジラジャーナリスト、KDM(怪獣王国)氏の語る、作品全般の様子を──


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《 (全10話からなるシリーズを)個々の独立したエピソードとしてでなく、

イントロダクション、本編、フィナーレといった通常構成の1本の長編映画としてご覧ください。〔激ヤバ〕な展開になります。 

2014年の作品(GODZILLA)と〔密接に〕繋がっており、直接の続編となります。

物語はG-Dayと呼ばれるゴジラとムートーによるサンフランシスコの闘いの後から、(ワイアット・ラッセルが登場する)1950年代に飛びます。》

※ 一部改訳


KDM 2022年12月15日




《 新たな、そしてこれまでのタイタンやモンスターが登場・・・・

もう一つの重要な時間軸・・・・これまで映画では語られてない新たな舞台と、

よく知られた重要な舞台があります・・・・

素晴らしいカメオ出演も・・・・

最終タイトルは決定しています(2月の時点で)。全エピソードがピクチャーロック(尺の編集が終わり、BGMや視覚効果に進む前段階)されて、CGIはまだ完成していません。》


KDM 2023年5月10日




その重要な出演者

カート・ラッセルワイアット・ラッセル


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二人の演じるのが
Lee Shaw(リー・ショウ)」という同一人物であり、

カート・ラッセル
「Old Lee Shaw(老いたリー・ショウ)」

ワイアット・ラッセル
ショウの青年期・軍の指導者としての
「Young Lee Shaw(若かりし頃のリー・ショウ)」
を演じ、

サンフランシスコの惨劇後 2015年から1950・1960年代を股にかけた内容となる事が明かされていました
(当ブログ前記事にて紹介)。

このリー・ショウという人物について、
KDM氏は2022年5月に少し、
その後のレジェンダリーが公式発表した
2022年7月21日同日にも、次のように投稿しています


《数週間前に予告していた通り。今回、正式に発表されましたね。
『HOURGLASS (Apple TVのモンスターバース・シリーズ、ワーキングタイトル
=番組製作仮タイトル)』に、カートとワイアット・ラッセルの出演が決定。

カートはSHAW(ショウ)というキャラクターを演じます
(『ゴジラ:アウェイクニング<覚醒>』を読まれたし)
ワイアットが演じるのは、ショウの若かりし時代です。モナークや芹沢猪四郎の父と関係があります。》


KDM 2022年7月21日





公式が語らなかった、ニュースメディア独占記事のショウというキャラクター・・・・
そのヒントとして

《(read Godzilla Awakening
=『ゴジラ:アウェイクニング<覚醒>』を読まれたし)。》

と云うのです。


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『ゴジラ:アウェイクニング<覚醒>』
とは



レジェンダリー・ピクチャーズのコミック部門:レジェンダリー・コミックスによる、映画『GODZILLA』(2014)のプリクエル(前日譚=この場合、映画『GODZILLA』よりも前に起きていた出来事)

2014年5月7日出版。邦訳はヴィレッジブックスより発売されたコミック。



内容は映画の出来事の数十年前に設定され、Dr.芹沢猪四郎の父(後年、公式より英二と命名される)が主人公。


映画の脚本家マックス・ボレンスタインと、グレッグ・ ボレンスタインによって共同執筆されたものです。




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ストーリー


1945年8月6日、広島への原爆投下
辛くも生き延びた芹沢英二は、妻と生まれたばかりの息子・猪四郎を探しに被害に見舞われた家へ戻ったが、見つかったのは息子だけだった。

そこで英二は、
空中に漂い出た煙のような物が集まって不可解な一匹の巨大生物となり、海の中に潜む別の何かを警戒し飛び去るのを目撃。

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その後、英二は息子・猪四郎を京都の祖父母に預けて、海軍で働き、
1946年に近海の島からSOSを送ってきた米国船の救援に仲間たちと出動したが、以前目撃した巨大未確認生物に襲われる。

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生き残ったのは英二と、
「そうした謎の巨大生物を調べるのが自分の仕事だ」と語るSHAW(ショウ)という米船の乗組員二人だけだった。

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ショウはトルーマン大統領によって同年設立されたばかりの、ダグラス・マッカーサー元帥指揮による “小規模の記録に残されない研究チーム”として発足した「モナーク」の一員だった。

英二はショウを救出したこととその洞察力を認められてモナークへ入隊
を勧められ、これら正体不明の巨大生物の研究に協力することになる。




《加筆:2023年5月20日》

モナークの設立は、この年のショウが英二と出会う前の出来事なのか、出会いの後なのかは、コミックの描写からは断定が難しい。

ショウが英二と出会った時点ですでに「未確認生物を見つけるのが仕事」だと、語っている点と、
出会った後の会合がモナークの初会合だとレジェンダリーが後に公式(Monsterverse Watchalong)で説明している点による。

しかし、ここに記載していないもう一点の出来事から、まだ明らかになっていないタイムラインの事実が浮かび上がることも予想(後日触れる予定)され、テレビドラマに加えられれば、面白い展開も期待出来る。




全世界で目撃されるM.U.T.O.
──(Massive Unidentified Terrestrial Organism =巨大な正体不明の陸生生物)のうち、
英二たちを襲ったものは、何百万もの小さな生物が融合して一つの実体となる複合クリーチャー(※ ブログ主注:へドラやデストロアと類似)・放射能寄生集合体で、自由に分割し、再結合し続ければ空を遮るまで無限に成長する恐れがあるもの。

英二によって“死の群れ(シノムレ)”という日本語に由来して
「シノムラ(Shinomura)」と命名された。


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その後シノムラは、

1946年にロシア、フィリピン、
1947年に西オーストラリア、
1948年にモアンスタ島
(Moansta Island :

※ 東宝の “怪獣島:Monster Island” にちなんだ架空の島)、
1949年にニュージーランド、
1950年にヤップ、グアム──と太平洋全域に出現。
同時にシノムラを追って出没するワニのような巨大な生き物の報告もなされ、両者は激しい戦いを繰り広げた。



英二はこのシノムラと対峙する生き物を太平洋諸島の伝承にちなんで「ゴジラ」と呼び、ゴジラが敵視しているのはシノムラであり、破壊を望んではいない・人類の敵ではないことを確信したが、同僚たちは彼の考えを受け入れられなかった。


1954年、マッカーサー元帥はビキニ環礁で核兵器を使用したシノムラとゴジラ迎撃を計画。
英二はマッカーサーに核兵器使用中止を直談判するが、元帥は広島への投下以来抱えた苦しい胸の内を明かすも、このままでは世界規模の脅威となるモンスター撲滅のため、使用を決意。

英二は原住民たちに避難するよう説得。
その後、
歴史で知られているキャッスル・ブラボー作戦が実施された・・・・

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1980年、英二は猪四郎に、これまで秘密にしていた組織モナークとゴジラの存在を明かし、思いを伝える。


人の手による嵐(核兵器)は破壊をもたらし、洗い流すだけでなく、残される毒はすべての生命を育む土地を台無しにする。
だがあの爆弾ではシノムラを破壊出来ても、ゴジラを滅ぼすことなどできなかった。我々の力では不可能だ。
彼は再び現れるだろう・・・・。と。


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1981年英二の葬儀の後、ショウは幼少以来の猪四郎と再会
前年、父から話しを聞き、意志を受け継いだ
猪四郎は、モナーク参加への決意が出来ていたと語る。



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・・・・とこれでも大まかに解説しましたが、
コミックではサブキャラクターのショウという人物がからむ、非常に興味深いストーリーが展開されており、

製作中のテレビドラマには、
コミックに登場した人々やゴジラと他のモンスターがどのように(どのくらい?)登場するのか・・・・

また、ショウという人物の活動がメインとなれば、この
『アウェイクニング』にも明かされてないモナークの活動と、それに伴う新たなモンスターの登場が期待される訳で・・・・

今の時期、コミックと映画(2014)の内容を再び見直すことにより、テレビ放映が始まれば、そこに差し込まれる新たな展開が、非常に楽しめるのではないか?
と、思っております


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ところがこの公式コミック
『ゴジラ:アウェイクニング<覚醒>』、


過去、頑ななファンたち(製作者側ではない)からの
『ゴジラ:アウェイクニング<覚醒>』は公式の物語ではない、パラレルワールドであり、
モンスターバース・シリーズの同一世界を構成する 正統・正史・正伝な作品(カノン ‘Canon’)としては価値がない──という
今となっては
間違った認識(レジェンダリー公式より5年ほど前に語られすでに解決している──詳細は後日)を、
今年(2023年)になっても、まだ日本で流布している自称事情通サマがいて困った困った…なのです。。。



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