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俳優・タレント・司会者として、
そして東宝特撮黄金期にご活躍された
高島忠夫さんが、
6月26日、老衰のため亡くなられました。
88歳でした。
うつ病、パーキンソン病、心臓疾患…長きにわたり、多くの病と闘われてきました。

高島忠夫さんといえば、

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『キングコング対ゴジラ』(1962)のテレビ局員・桜井修の陽気なキャラクターが
よくあげられますが、

自分がとても印象深いのは
『海底軍艦』(1963) でのカメラマン旗中進 役で、

海底軍艦 轟天号を建造した神宮寺大佐が、
生まれてからまだ一度も会ったことのなかった娘を紹介されても、使命一徹で、あたたかい眼差しを向けることもしない…

そのためはげしく傷付いた娘・真琴をおもんばかって

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「せっかく訪ねてきた娘に
優しい言葉一つかけない
戦争きちがいとは話したくありません!」

と言い切り、

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「海底軍艦は、きちがいに刃物です!
あなたは愛国心という錆び付いた鎧をつけている亡霊です」 

と、厳しいコトバを投げつける姿。
 

『フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)』(1965)での
「国際放射線医学研究所」職員・川地堅一郎 役で、
ボーエン博士や助手の戸上季子ら二人ほど
考えが楽観的でなく、現実主義者であり、

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謎の浮浪児の特異性を前に、
人間であっても人間でないと早々断言し、
その正体がフランケンシュタインではないかと証明するため、単独で手首を切り落とそうとするが、
その前に酒を煽って、心の動揺を静めようとするなど、

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ストーリー上の、単なるステレオタイプの悪人でなく、人間の強引さと弱さが共存する、味のある演技がとても心に残り、
映画をより一層
印象深いものにしてくださいました。

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感謝と共にご冥福をお祈り致します。


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