『モスラ』(1961)
東京タワーに作られた繭。
モスラ幼虫が、その繭を作るシーン。
薄く張った繭の膜の内側で、
糸を吐いて繭層を厚くしてゆくモスラが透けて見える演出が
蚕(カイコ)の繭作りみたいで、
モノホンっぽい雰囲気を醸し出してグーなんだけど・・・・
よく見ると、
その薄い繭の表面が
カットグラスみたいに
格子状に面カットされている・・・・
(実際のカイコの繭作りは、こんな格子状の面は出ないみたいなんだがw)。
ひょっとしてこれ、
特撮で再現するのに
1枚の膜(布とか?)で被うと、
自重で真ん中が垂れ下がったり
張りすぎると、
ピンと真っ平らになって
ふわっと湾曲に膨らんだ繭の感じが出ないので、
あらかじめ細いワイヤーか何かを
縦横 格子状に骨組みした上に、
糸の膜(布?)被せてるのかしらん?
──と、思ってみたり・・・・
あゝ 特撮の 創意工夫や しのばるる。
(個人の勝手な想像です)